黒いシミも離れて見れば白い壁=犬丸正寛の相場格言

■黒いシミも離れて見れば白い壁(目先にとらわれず)

 白い壁に誰かが、いたずらして黒いシミを書いている。近くで見れば嘆げかわしいことだが、数10メートルも離れてみれば、そのシミも白いかべに溶け込んで白く見える。これと同じように相場も目先にとらわれず、少し離れて眺めてみなさいと教えている。

 よく似た格言に「頭としっぽはくれててやれ」とか、「天井売らず底かわず」がある。1円たりとも違わずに天井を売り、底値を買うことは無理というもの。離れたところから眺める心の余裕が大切である。

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