【注目銘柄】CBグループマネジメントは自律調整一巡して上値試す、18年3月期1Qが2桁営業増益で通期予想は増額の可能性

注目銘柄

 CBグループマネジメント<9852>(JQ)に注目したい。日用雑貨・化粧品卸の大手(旧中央物産が16年10月持株会社に移行して社名変更)である。18年3月期第1四半期は2桁営業増益だった。通期は横ばい予想だが増額の可能性が高いだろう。株価は自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期1Qが2桁営業増益で通期予想は増額の可能性

 18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は、売上高が前年同期比1.7%増の390億23百万円で、営業利益が14.3%増の7億21百万円、経常利益が15.1%増の7億56百万円、純利益が5.8%減の4億80百万円だった。日用雑貨事業が堅調に推移した。

 通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比0.6%増の1510億円、営業利益が2.6%増の18億円、経常利益が1.4%増の18億円、純利益が1.7%増の11億70百万円としている。概ね横ばい予想だが保守的だろう。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計予想に対して売上高が51.9%、営業利益が90.1%、経常利益が94.5%、純利益が77.4%、また通期予想に対して売上高25.8%、営業利益40.1%、経常利益42.0%、純利益41.0%である。いずれも高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は自律調整一巡、好業績を評価して上値試す

 株価は96年来となる8月1日高値880円から利益確定売りで一旦反落したが、800円近辺で堅調に推移している。自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形だろう。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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