【株式市場】北朝鮮の動向など不透明で日経平均は4日続落するが好業績株などは高い

株式

◆日経平均の終値は1万9393円13銭(77円28銭安)、TOPIXは1595.19ポイント(2.17ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億690万株

 21日後場の東京株式市場は、去年の米韓合同軍事演習では開始後3日目に北朝鮮がミサイルを発射したことが言われ、週央から週後半にかけて警戒する様子があり、日経平均は70円安(1万9400円)前後で小動きを続けた。4日続落。前場に続き、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 第1四半期に大幅増益だった三菱ケミカルホールディングス<4188>(東1)がJPモルガン証券の投資判断も好感して出直りを強め、LIXILグループ<5938>(東1)は正午過ぎにイタリア社売却決議と特別利益を発表し後場急動意。日本化学産業<4094>(東2)は非鉄大手を引き受け先とする第三者割当増資の後に期待が衰えず高値を更新。GAMEWITH(ゲームウイズ)<6552>(東マ)は「リネージュ2レボリューション」23日配信開始などが好感されて出直り拡大。エヌエフ回路設計ブロック<6864>(JQS)は引き続き「量子コンピュータ」実用化への期待が衰えず3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億690万株(前引けは7億3867万株)、売買代金は1兆7534億円(同8698億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1038(前引けは938)銘柄、値下がり銘柄数は852(同940)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、金属製品、電力・ガス、鉱業、建設、海運、石油・石炭、倉庫・運輸、パルプ・紙、化学、空運、などとなった。(HC)

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