【注目銘柄】コーセーは15年の上場来高値に接近、18年3月期1Qが大幅増益で通期予想は増額の可能性

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 コーセー<4922>(東1)に注目したい。化粧品の大手である。18年3月期第1四半期は大幅増収増益だった。進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は15年8月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期1Q大幅増益、通期予想は増額の可能性

 18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は売上高が前年同期比13.2%増の706億89百万円、営業利益が26.0%増の128億13百万円、経常利益が39.7%増の129億49百万円、純利益が64.1%増の86億27百万円だった。

 化粧品事業が17.6%増収・営業22.4%増益と好調に推移した。ハイプレステージ領域において、高級化粧品を扱うアルビオン、米国タルト社、および高付加価値ブランド「コスメデコルテ」の好調が牽引した。プレステージ領域においては、和漢植物エキス配合スキンケアブランド「雪肌精」などが好調だった。利益面では原価率が上昇したが、増収効果や販管費の効率的運用も寄与した。

 通期連結業績予想は売上高が17年3月期比5.7%増の2820億円、営業利益が6.0%増の415億円、経常利益が5.9%増の419億円、純利益が9.9%増の238億円としている。化粧品事業が好調に推移して増収増益予想である。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高25.1%、営業利益30.9%、経常利益30.9%、純利益36.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は15年8月の上場来高値に接近、好業績評価して上値試す

 株価は6月20日の1万3210円を突破し、8月15日に年初来高値となる1万3240円まで上伸した。そして15年8月の上場来高値1万3670円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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