【株式市場】材料株など強いが外部環境に不透明感あり日経平均は小動きの末5日続落

株式

◆日経平均の終値は1万9383円84銭(9円29銭安)、TOPIXは1596.12ポイント(0.93ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億1419万株

チャート5 22日後場の東京株式市場は、北朝鮮の動向や米トランプ大統領の政権運営、中国の経済統計の見直し機運など、外部環境の不透明感が拭えない様子があり、新日鐵住金<5401>(東1)などの鉄鋼株は大手証券の投資判断などを好感して高かったが、日経平均は前場の高値1万9437円25銭(44円12銭高)を抜けずに一進一退を続けた。大引けも軟調で5日続落。一方、東証2部指数、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小高い。

 後場は戸田工業<4100>(東1)がEV(電気自動車)関連株の人気再燃とされて一段高となり、富士通コンポーネント<6719>(東2)は富士通の携帯端末事業売却報道を受けて思惑が広がったとされてストップ高。オウチーノ<6084>(東マ)は政府の空き家対策に関連とされて一段高。ジャストプランニング<4287>(JQS)は発行株数の31%に達する自己株の消却などが好感されて2日連続ストップ高。

 出来高概算は少なめで13億1419万株(前引けは6億4414万株)、売買代金は1町7142億円(同8086億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は966(同1023)銘柄、値下がり銘柄数は919(同856)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、非鉄金属、電気機器、その他製品、証券・商品先物、卸売り、不動産、機械、鉱業、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る