【株式市場】日銀が超緩和を継続し日経平均は高値に進み新規上場2銘柄は堅調

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8199円17銭(212円08銭高)、TOPIXは1482.67ポイント(20.60ポイント高)、出来高概算(東証1部)は27億2387万株

18日後場の東京株式市場は、昼頃に日銀の金融政策会合の結果が緩和継続と伝えられたことも好感し、銀行株や証券株などが一段強含み、トヨタ自動車<7203>(東1)が2ヵ月ぶりに高値を更新するなどで、日経平均は一段上値を追って215円52銭高の1万8202円61銭まで上げる場面があった。終値でも2007年以来の高値を2日ぶりに更新した。

後場は、先駆高したファナック<6954>(東1)などを追うように日立製作所<6501>(東1)東芝<6502>(東1)なども一段高。ギリシャの債務問題には警戒感があったが、欧州景気に敏感とされるマツダ<7261>(東1)なども高い。

東海旅客鉄道<9022>(東1)ラオックス<8202>(東2)などが中国の「春節」大型連休(18日~24日)中の訪日観光客の増加に期待して高値に進み、アライドアーキテクツ<6081>(東マ)はフェイスブックのマーケティングパートナーに認定とされてストップ高。オールアバウト<2454>(JQS)はオンラインゲームなどのベンチャー企業の子会社化などを好感してストップ高。

本日は新規上場が2銘柄あり、ファーストブラザーズ(3454・東マ、売買単位100株)は不動産ファンドによる資産運用などを行い、朝9時の売買開始と同時に公開価格2040円を上回る2090円で売買が成立して初値をつけ、その後は2140円まで上げ、前引けは1900円。終値は1867円となった。

もう1銘柄のファーストロジック(6037・東マ、売買単位100株)は投資用不動産情報サイト「楽待」(らくまち)などを運営し、10時46分に公開価格1770円に対し2700円で売買が成立し初値をつけ、その後2994円まで上げ、前引けは2570円だった。終値は2320円となった。

東証1部の出来高概算は27億2387万株(前引けは13億7654万株)、売買代金は2兆8050億円(同1兆3127億円)。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は1319(同1444)銘柄、値下がり銘柄数は426(同299)銘柄。

また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は29業種(前引けも29業種)となり、値上がり率上位の業種は、銀行、精密機器、証券・商品先物、ガラス・土石、電気機器、陸運、ゴム製品、サービス、などとなった。

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