【銘柄フラッシュ】ベリテなどが急伸し新規上場のALBERTは初値持ち越す

銘柄

 19日は、海外勢の日本株買いに期待が強まり、トヨタ自動車<7203>(東1)が一時2007年2月以来8年ぶりの8000円台に乗り大引けは0.5%高となったほか、ソニー<6758>(東1)は分社化などの経営展望も好感して2010年以来の高値に進み、1.7%高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が3.6%高となって連日2008年来の高値に進むなど、銀行株が地銀も含めて軒並み続伸となり、長期金利の回復傾向などが好感された。
 
 中国などの「春節」(旧正月)連休で来日する観光客の消費に期待が続き、家電のラオックス<8202>(東2)が朝方連日高値に進み、後場軟化すると宝飾品のベリテ<9904>(東2)が一時ストップ高の急伸となって大引けは35.9%高など、関連株物色が波及した。三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)は1.2%高だが3週間ぶりに高値を更新。

 また、政府が横浜、大阪にカジノ施設を設置する方針と伝えられて関西の中堅ゼネコンのソネック<1768>(東2)が10.7%高野高値更新となり、神奈川地盤の工藤建設<1764>(東2)は26.3%ストップ高。オーイズミ<6428>(東1)は9.1%高。

 本日新規上場のALBERT<3906>(東マ、売買単位100株)はビッグデータの活用やマーケティング支援などを行ない、買い気配を上げて13時46分に公開価格2800円の2.2倍の6040円で売買が成立し初値を形成。その後6430円まで上げ、終値もこの値で高値引けとなった。

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