【株式市場】トヨタが8年ぶり8000円台に乗り日経平均は約15年ぶりの高値

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8264円79銭(65円62銭高)、TOPIXは1494.93ポイント(12.26ポイント高)、出来高概算(東証1部)は26億5354万株

 19日後場の東京株式市場は、1月の百貨店売上高が店舗数調整後で10カ月連続減少と伝えられたことなどが様子見気分につながり、日経平均は70円高の1万8270円前後で横ばい基調に転じた。ただ、シカゴ市場の日経平均先物が上げたことなどから海外勢の買いに期待が強まり、トヨタ自動車<7203>(東1)は2007年2月以来8年ぶりの8000円台に乗り、銀行株なども軒並み続伸。日経平均も2007年7月の高値を上回り、2000年5月以来約15年ぶりの高値水準に進んだ。

 TOPIX(東証株価指数)は2008年以来の高値に進み、14年1月に算出開始のJPX日経400は上場来の高値だが、遡及すると07年以来の高値となった。

 ソニー<6758>(東1)が分社化などの経営展望を好感して2010年以来の高値に進み、中国などの旧正月連休による来日消費への期待から家電のラオックス<8202>(東2)が連日高値に進み、後場軟化すると宝飾品のベリテ<9904>(東2)などが上げ、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)は3週間ぶりに高値を更新。

 みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が5日続伸の3%高など、メガバンクや地銀株が連日上値を追い、また、政府が横浜、大阪にカジノ施設を設置する方針と伝えられてオーイズミ<6428>(東1)アドアーズ<4712>(JQS)なども高い。

 本日新規上場のALBERT<3906>(東マ、売買単位100株)はビッグデータの活用やマーケティング支援などを行ない、買い気配を上げて13時46分に公開価格2800円の2.2倍の6040円で売買が成立し初値を形成。その後6430円まで上げ、終値もこの値で高値引けとなった。

 東証1部の出来高概算は26億5354万株(前引けは13億4387万株)、売買代金は2兆5648億円(同1兆2217億円)。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は1351(同1189)銘柄、値下がり銘柄数は420(同548)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がり業種は29業種(前引けは27業種)となり、値上がり率上位の業種は、銀行、証券・商品先物、海運、陸運、その他製品、食料品、不動産、化学、ガラス・土石、その他金融、などとなった。

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