【株式市場】日経平均が約15年ぶりの高値に進み新規上場銘柄は好発進

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万8283円73銭(84円56銭高)、TOPIXは1491.51ポイント(8.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億4387万株

 19日前場の東京株式市場は、シカゴ市場の日経平均先物が1万8300円前後まで上げて2007年来の高値を連日更新したため、主力株に買い安心感が広がり、トヨタ自動車<7203>(東1)が10時過ぎに8003円(44円高)まで上げて2007年2月以来8年ぶりの8000円台乗せとなるなどで、日経平均は朝方に123円33銭高(1万8322円50銭)まで上げ、2007年7月9日の終値高値1万8261円を上回り、取引時間中としては2000年5月以来約15年ぶりの高値水準に進んだ。

 ファナック<6954>(東1)が4日連続の上場来高値更新など、上げに弾みのつく銘柄もみられ、株式含み益の拡大期待などから三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などのメガバンクや地銀各行、証券、保険株なども高い。また、政府が横浜、大阪にカジノ施設を設置する方針と伝えられてオーイズミ<6428>(東1)アドアーズ<4712>(JQS)などが上げ、メディア工房<3815>(東マ)は3月末の株式分割を好感して急反発。

 本日新規上場のALBERT<3906>(東マ、売買単位100株)はビッグデータの活用やマーケティング支援などを行ない、前場は買い気配のまま値がつかず、公開価格2800円に対して70%高の4760円の買い気配となっている。

 東証1部の出来高概算は13億4387万株、売買代金は1兆2217億円。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は1189銘柄、値下がり銘柄数は548銘柄となった。

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