王将フードは直営全店の月次売上高が前年同月比ベースで2か月連続の過去最高を更新

■3年をかけて「QSCの向上」に取り組んだ効果が出始める

 王将フードサービス<9936>(東1)は1日、直営全店の月次売上高が前年同月比ベースで2か月連続の過去最高を更新したと発表。

 7月、8月の売上高が、前年同月比ベースでプラスとなり、共に月次売上高では7月、8月の売上高が過去最高を達成した。

 同社の過去3年の売上高を調べると、15年758億20百万円、16年753億17百万円、17年750億78百万円と減少している。

 同社では、売上の回復のために、3年をかけて「QSCの向上」に取り組んだ効果が出始めたようである。

 具体的には、8月は、これまでと違った月フェア商品の開発による美味しさと満足の提供として、肉の量が選べる「豚焼肉」を販売、又、ちょい飲み需要の喚起としての「生ビールフェア」、個店毎の客目線でのフェア・イベント開催、そして7月からスタートした「創業50年お客様感謝キャンペーン」を実施している。

 今期18年3月期連結業績予想は、売上高776億96百万円(前期比3.48%増)、営業利益56億80百万円(同3.38%増)、経常利益59億47百万円(同2.51%増)、純利益38億95百万円(同1.45%増)と増収増益を見込む。

 なお、今期より、子会社「王將餐飲服務股份有限公司」及び「株式会社王将ハー トフル」の事業活動を開始したため、連結決算となっている。

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