理研コランダムは明日までのTOB順調との見方あり高値に進む

株式市場 銘柄

■上場維持の見込みでPBR0.5倍台のため高くていいとの見方も

 理研コランダム<5395>(東2)は4日、続伸一段高となり、10時40分にかけて7%高の286円(18円高)まで上げ、2015年につけた高値278円を上回った。オカモト<5122>(東1)によるTOB(株式公開買付)が2017年8月8日から9月5日まで実施中で、理研コランダム側は「賛同の意見」を8月7日付で発表したこともあり、TOBは順調に進行中との見方が出ている。

 発表を総合すると、TOBによる株式取得は最大で553万3760株(所有割合60.00%)となる予定で、TOB成立後も、理研コランダム株式の上場は維持される見込み。TOB価格は1株229円。実相場はこの価格を上回っているが、オカモトとの連携などによる事業効率化への期待は強いようだ。株価はPBR0.5倍台(1株純資産の0.5倍)のため、効率化が進むのならもっと高くてもいいとの見方もある。(HC)

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