【銘柄フラッシュ】リリカラなど急伸し技研興業は「北」の核実験が材料視されてストップ高
- 2017/9/4 17:15
- 株式投資ニュース
4日は、東証1部の値上がり率1位が内田洋行<8057>(東1)となり、北朝鮮の核実験を受けて全体相場を取り巻く雰囲気が手控え・様子見に傾く中で、発行済株式総数の3.97%に相当する40万株を上限に自社株買いを行うことが好感されて11.8%高と飛び出すように急伸し高値を更新。
2位はシステナ<2317>(東1)の7.9%高となり、インフォテリア<3853>(東マ)とのパートナー契約、シティグループ証券による新規レーティング開始(投資判断「1」、目標株価3200円)などが好感されて高値を更新。
3位はエコナックホールディングス<3521>(東1)の7.1%高となり、前期の完全黒字化に続き今期は黒字幅が大きく拡大する見込みのため、株価が2ケタから3ケタに移行する局面は値幅妙味が大きくなりやすいとされて一時2日連続ストップ高の30%高となり大引けは7.1%高。
技研興業<9764>(東2)は電磁波・放射線シールド施設を手がけるため、北朝鮮の核実験を受けて核攻撃対策銘柄との見方がありストップ高の26.3%高。DNAチップ研究所<2397>(東2)はセレブといわれる人々や芸能界で「免疫年齢」のチェックが普及しているとの見方が言われて16.9%高となり2日続けて大幅続伸。
総医研ホールディングス<2385>(東マ)は前期に続き今期も大幅増益の見込みなどを再評価する動きがあるようで、朝方に急伸した後も強いため値幅狙いの資金流入が増えたようでストップ高の16.8%高。メタップス<6172>(東マ)は前週末に続いて韓国子会社が新たな仮想通貨の取引所事業を行うと伝えられたことが材料視され、北朝鮮の核実験を受けて退避資金の受け皿になるといった見方もあり前売買日のストップ高に続き4.7%高。
リリカラ<9727>(JQS)は大量保有報告書に啓和ライン(岡山市)の会長・平松裕将氏が登場し、保有目的に配当の必要性を訴えるためとあると伝えられて思惑を呼び27.3%高。スパンクリートコーポレーション<5277>(JQS)は業績予想の増額が好感されてストップ高の16.5%高となり大きく出直った。(HC)