泉州電業は銅の国際市況高など材料に高値更新後も底堅い

株式市場 銘柄

■後場は値を消すが所属市場の東証2部指数より値下がり率は小さい

 泉州電業<9824>(東2)は5日の朝方に2430円(50円高)まで上げて高値を更新し、14時30分にかけては0.3%安の2372円(8円安)前後だが、東証2部指数の1.4%安に比べて強い相場となっている。「売上高は銅価と連動性高い」(東洋経済新報社・会社四季報より)とされ、銅の国際市況がこのところ1トン6900ドル台に乗り、約3年ぶりの高値に進んだことなどが材料視されている。

 電線の専門商社。銅の市況上昇の要因が英・仏などの電気自動車シフト政策や東アジア地域の軍事的緊張とされるため、このフォローの風は長続きするとの見方がある。4月締めの第2四半期決算を発表した6月段階での今10月期の連結純利益の見通しは前期比32.5%増の21億円、予想1株利益は207円81銭。市況高が長続きすれば、この業績見通しに上ぶれ期待が強まるとして注目する様子がある。(HC)

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