スバル興業の第2四半期は、主力の道路関連事業が好調で、2ケタ増収大幅増益

■第2四半期が好調であることから、通期業績予想を上方修正

 道路補修がメインのスバル興業<9632>(東1)の第2四半期は、主力の道路関連事業が好調であることから、2ケタ増収大幅増益となった。

 道路関連事業は、防災・減災対策や老朽化した道路・橋梁等に対する公共投資は維持・補修分野を中心に堅調に推移している。

 レジャー事業は、『有楽町スバル座』の映画興行は、「八重子のハミング」「君の名は。」「グッバイエレジー」等が好評であった。マリーナ事業は、ヨットレース「スバルザカップ」等のイベントを行ったところ、東京夢の島マリーナ』『浦安マリーナ』の契約艇数は引き続き高水準で推移した。給油所、レストラン等の利用者が増加し、「イーノの森バーベキューステーション」等も好調に稼働した。

 ただ、不動産事業は、『吉祥寺スバルビル』をはじめとした各賃貸物件の入居状況は概ね堅調に推移したものの、一部物件において計画的な修繕工事を行い、それに伴う除却損が発生し減収減益となった。

 その結果、18年1月期第2四半期連結業績は、売上高118億54百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益21億12百万円(同43.9%増9、経常利益21億35百万円(同43.1%増)、純利益14億25百万円(同47.5%増)となった。

 通期連結業績予想については、第2四半期が好調であることから、上方修正している。売上高220億円(前期比8.6%増)、営業利益27億円(同24.4%増)、経常利益27億20百万円(同23.6%増)、純利益17億40百万円(同18.9%増)を見込む。一株当たり純利益は676円29銭となる。

 なお、8月1日付で、普通株式10株につき1株の割合で株式併合を実施している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る