アルトナーの今期第2四半期は技術者数の増加、高稼働率と順調に推移したことで、2ケタ増収増益

■中間配当は実質3円増配の13円

 技術者派遣のアルトナー<2163>(JQS)の今期第2四半期は、技術者数の増加、高稼働率と順調に推移したことで、2ケタ増収増益となった。

 前年を上回る平成29年4月入社の新卒技術者により技術者数が前年同期を上回ったこと、稼働率が高水準で推移したことに加え、その新卒技術者を当初の予定より前倒しで配属できたことにより、稼働人員が前年同期を上回った。また、顧客企業であるメーカーのハイエンドからミドルレンジの開発領域に技術者の配属が進捗したことに加え、新卒技術者の質が向上し初配属単価が上昇したことにより、技術者単価は前年同期を上回った。労働工数は前年同水準で推移した。

 その結果、今期18年1月期第2四半期業績は、売上高28億29百万円(前年同期比10.4%増)、営業利益3億65百万円(同22.2%増)、経常利益3億71百万円(同21.6%増)、純利益2億56百万円(同28.6%増)となった。

 配当に関しては、中間配当13円となった。前期は20円だったが、今年2月1日付で1対2の株式分割を行っているので、実質3円の増配となる。

 通期業績予想は、前期比ベースで、売上高8.1%増、営業利益12.8%増、経常利益11.0%増、純利益18.6%増と最高益更新を見込んでいる。

 通期業績予想に対する進捗率を見ると、売上高50.8%(前年同期49.7%)、営業利益58.6%(同53.9%)、経常利益59.3%(同54.1%)、純利益59.4%(同54.8%)と全て前期を上回っていることから上振れも期待できそうである。

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