アグロ カネショウは取締役会で固定資産の取得を決議

■生産拠点の一極集中によるリスクの低減と製品の安定供給実現のため

 農薬専業のアグロ カネショウ<4955>(東1)は8日、取締役会で固定資産の取得を決議した。

 同社は、東京電力福島第1原子力発電所事故により、福島工場の操業を停止後、一部を茨城工場に移設し、直江津工場及び外部委託を併用して生産を行ってきた。しかし、今後の事業拡大に向けて、生産拠点の一極集中によるリスクの低減と製品の安定供給の実現のため、山口県に新工場用地を取得することにした。

 山口県防府市の約48000平方メートルの土地を12億円で取得する予定。契約締結日は10月5日、物件の引き渡し日は、18年1月を予定している。

 この案件は、大和ハウス工業を請負者とする「工事請負契約」を締結することを条件としている。土地を含む投資総額は約40億円。

 なお、この件が今期17年12月期業績に与える影響は軽微としている。

 ちなみに、同社の今期通期連結業績予想は、売上高149億円(前期比4.1%増)、営業利益19億44百万円(同5.8%減)、経常利益19億42百万円(同7.6%減)、純利益17億97百万円(同39.8%増)を見込む。

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