【注目銘柄】イオンファンタジーは07年来高値圏、18年2月期2桁増益予想で増額余地
- 2017/9/10 07:12
- 注目銘柄
イオンファンタジー<4343>(東1)に注目したい。イオン系で大型SC内に遊戯施設を展開している。アミューズメント施設運営業界の首位である。18年2月期は既存店の好調などで2桁増益予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は07年来の高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年2月期2桁増益予想、既存店好調で増額余地
18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比6.1%増の690億円、営業利益が11.4%増の42億円、経常利益が11.5%増の39億円、純利益が11.9%増の19億円としている。既存店売上は国内が102%、海外が105%で、新規出店は国内が10店舗、海外が100店舗の想定としている。
第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比7.8%増収、営業利益が2.5倍増益、経常利益が3.6倍増益で、純利益は黒字化した。国内既存店の好調、海外での積極的な新規出店などで売上高が過去最高となり、増収効果やコスト削減効果で大幅増益だった。新規出店は国内2店舗、海外12店舗の合計15店舗で、期末店舗数は国内477店舗、海外337店舗の合計814店舗となった。
月次営業概況によると、17年7月の国内既存店は遊戯機械売上が110.4%、商品売上が94.9%、遊技施設売上が107.5%、合計が107.6%だった。曜日調整後では108.3%となり、16年3月以降17ヶ月連続の前年比プラスと好調に推移している。なお17年3月~7月累計は遊戯機械売上が108.5%、商品売上が101.0%、遊技施設売上が107.2%、合計が107.3%だった。
国内既存店の好調、海外を中心とする積極的な新規出店、そして海外事業の収益改善などの効果で、通期会社予想に増額余地がありそうだ。
■株価は07年来高値圏、好業績評価して上値試す
株価は1月高値3480円を突破して9月5日に3700円まで上伸した。07年来高値圏である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。そして高値圏モミ合いから上放れた形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)