モルフォの第3四半期はスマートフォンメーカーからのロイヤリティ収入および車載向け開発収入等が増加したことで最終利益は大幅増益

■新興スマートフォンメーカー等への営業活動にも積極的

 スマートフォン用画像処理ソフトのモルフォ<3653>(東マ)の第3四半期は、スマートフォンメーカーからのロイヤリティ収入および車載向け開発収入等が増加したことに加え、ネットワークサービス事業が大幅増収増益となったことから、最終利益は大幅増益となった。

 カメラデバイス事業ではスマートフォン市場での更なるシェアアップを目指し、新興スマートフォンメーカー等への営業活動を積極的に進めた。一方、ネットワークサー ビス事業では、新サービスの提供や顧客・市場開拓のため、他社との業務提携等にも精力的に取り組んだ。

 その結果、17年10月期第3四半期連結業績は、売上高17億35百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益6億45百万円(同4.1%増)、経常利益6億69百万円(同22.9%増)、純利益4億79百万円(同28.8%増)となった。

 同社は、スマートフォンを中心として車載、監視カメラ、業務・産業機器などへの組込み向け製品のライセンス、開発及びサポート等を行っている。また、ディープラーニングを中心とした画像認識技術や画像処理技術を用いたシステムのクラウドサービス事業者や映像配信業者等へのライセンス、開発及びサポート等を行っている。

 一方で、魅力的かつ技術優位性の高い製品開発や将来を見据えた基礎技術研究、新規事業立ち上げのための市場調査活動にも注力している。

 事業は順調に推移していることから、今通期は最高益更新を見込んでいる。

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