トランザスの第2四半期はIoTソリューションサービスが好調で売上・利益とも従来予想を上回る

■VARへのSTB(セットトップボックス)の納品が大幅に増加

 トランザス<6696>(東マ)の18年1月期第2四半期連結業績実績は、売上高は5億93百万円、営業利益は1億22百万円、経常利益は1億18百万円、当期純利益は8百万円となり、売上・利益とも従来予想を上回る。

 同社は、インターネットと人を繋ぐ終端となる端末であるターミナルと、それらを活用したシステム等をエンタープライズ向けに提供している。各サービスを見ると、IoTソリューションサービスでは、売上高の大部分を占めるターミナル販売が第2及び第4四半期に増加する傾向があり、映像配信分野で販売パートナーのVAR(Value Added Reseller)へのSTB(セットトップボックス)の納品が大幅に増加した。また、IT業務支援サービスでは、アプリケーションソフトウェアやシステムの開発などが、同社の安定的な収益基盤として業績に寄与した。さらに、IoTソリューションサービスの作業支援分野では、前年度に新たに提供を開始したウェアラブルデバイスの営業注力し、VARとともに工場や倉庫において実証実験を行い、事業拡大に向けた取り組みを進めている。

 今18年1月期業績予想は、売上高は12億52百万円(前期比19.1%増)、営業利益は2億56百万円(同43.8%増)、経常利益は2億43百万円(同31.7%増)、純利益は1億66百万円(同48.6%増)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る