ナイガイは第2四半期、通期業績予想の修正を発表

株式市場 銘柄

■売上は前回予想を下回るが、利益面では前回予想を上回る

 靴下のナイガイ<8013>(東1)は8日、第2四半期、通期業績予想の修正を発表した。

 売上高については、レッグウェア事業は概ね計画通りだが、通信販売事業、量販店向けカジュアルアウター事業、ロンデックス事業が当初予想を下回る見込みとなった。利益面については、レッグウェア事業の売上が計画通りに推移したことに加え、返品の減少、原価削減施策等の徹底が売上総利益の改善に寄与し、さらに物流費、販売費等が計画を下回ったことから、当初計画を上回る見込みとなった。

 その結果、今期18年1月期第2四半期連結業績予想の売上高を2億円下方修正し、営業利益を74百万円、経常利益を98百万円、純利益を61百万円上方修正することになった。

 修正した第2四半期連結業績予想は、売上高78億円(前年同期比0.2%減)、営業利益1億24百万円(同49.0%減)、経常利益1億88百万円(同150.6%増)、純利益1億36百万円(同195.7%増)と微減収ながら、経常利益、純利益が大幅増益を見込む。

 第2四半期業績予想を修正したことから、通期連結業績も上方修正となった。売上高は第2四半期と同じく2億円下回る見込みだが、利益面では、営業利益を50百万円、経常利益を60百万円上方修正する見込み。ただ、最終利益については前回予想通りとしている。

 その結果、18年1月期連結業績予想は、売上高173億円(前期比2.36%増)、営業利益3億50百万円(同24.08%減)、経常利益4億60百万円(同22.0%増)、純利益3億50百万円(同13.27%増)を見込む。

 今期は、好業績が見込まれるものの、PBR0.55倍であることから株価の見直しが予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る