小野薬品が出直り強める、抗がん剤「オプジーボ」の適用拡大を好感

株式市場 銘柄

■新たな併用療法に加え胃がんにも適用拡大と伝えられ期待広がる

 小野薬品工業<4528>(東1)は11日、出直りを強めて始まり、取引開始後に2420.5円(98.0円高)をつけて約8月3日以来の2400円台回復となった。8日付で、超高額の抗がん剤「オプジーボ」について、新たな併用療法が「中および高リスク患者における優れた全生存期間を示し」たため、試験の早期有効中止を推奨されたと発表。また、11日付の日本経済新聞・電子版で、「厚生労働省の部会は8日、治療に使う対象を新たに胃がんにも拡大することを了承した」などと伝えられ、適用拡大が好感されている。

 年初来の高値は2671.0円(1月)、これに続く高値は2540.5円(6月)。直近までこれらの水準が上値のメドとされてきたが、このゾーンをブレイクすれば一気に3000円台まで値動きが軽快になるとの見方が出ている。(HC)

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