日本製鋼所もEV関連と位置づけられ飛び出すように高値を更新

株式市場 銘柄

■リチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置が注目される

 日本製鋼所<5631>(東1)は12日、飛び出すように上値を追う相場となり、10時にかけては15%高の2592円(328円高)前後で推移。2015年以来の高値に進んでいる。

 発電用タービン軸材や原子炉格納容器、大砲などの大型鋼鉄製品で知られる一方、リチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置なども開発。中国が、英仏に続いてガソリン車やディーゼル車の製造・販売を禁止する方針と12日付けの日本経済新聞朝刊で伝えられ、EV(電気自動車)時代の本格化に向けて連想買いが強まったとの見方が出ている。

 今期・2018年3月期の業績見通しは、連結純利益が黒字に転換して完全に黒字化する見込み。株価水準はPERが高めだが、値動きを見ると8月初旬の急伸に続いて2段上げの様相を呈してきたため、チャート妙味の面から値幅を狙う様子もあるようだ。(HC)

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