セルシードは台湾事業提携先からの入金開始を発表

株式市場 銘柄

■最大12億5千万円程度を受領する他、別途ロイヤルティ収入を受領する予定

 セルシード<7776>(JQG)は、さる17年3月24日に「三顧股份有限公司(MetaTech(AP)Inc.)との事業提携契約締結を発表していたが、本日19日、台湾事業提携先のMetaTech社より、事業提携に係る入金(60百万円)が開始したと発表した。発表の概要は以下の通りである。

1.事業提携契約の概要
 同社は17年4月にMetaTech社と細胞シート再生医療事業に関する台湾での独占的事業提携契約を締結した。同契約で同社はMetaTech社に対して細胞シート再生医療事業(食道再生上皮シート・軟骨再生シート)の台湾での独占的な開発・製造・販売権を付与した。これにより台湾での細胞シート再生医療事業の開発・事業化は、同社支援のもとでMetaTech社が主体となって推進している。

2.契約の対価
 同社は同契約の対価として、食道再生上皮シート・軟骨再生シートそれぞれのMetaTech社開発進捗に応じたマイルストーン収入(目標達成報奨金)及び、開発進捗に対応して提供する同社開発・製造関連データ、開発サポート料に対して、最大12億5千万円程度を受領する予定である。さらに上記とは別途、上市(販売)に至った際には売上高に応じた数%程度のロイヤルティ収入を受領する予定である。

3.今回の入金と売上高計上時期
 今回、最初のパッケージデータである「同社製造関連データ」を提供開始したことにより契約の定めに従い、本日19日に入金(60百万円)があった。同パッケージデータの同社からの提供完了予定は来期(18年12月期)を予定しており、提供完了時には別途40百万円を受領する予定である。また、売上高計上は同パッケージデータの提供完了時点となる来期の予定である。同契約内では数種類のパッケージデータを設定しており順次提供を行っていく。

4.今期業績に与える影響
 上述の通り、同件入金額の売上高計上は来期の予定であり、今期業績に対する影響はないとしている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る