エヌエフ回路設計ブロックが再び急伸しストップ高、「量子コンピューター」再燃

株式市場 銘柄

■今度は富士通研究所のトロント新研究拠点発表が起爆剤に

 エヌエフ回路設計ブロック<6864>(JQS)は21日、朝方にストップ高の1979円(400円高)で売買されたまま買い気配となり、11時にかけてもストップ高買い気配。値上がり率は25%で、東証1部銘柄なども含めた東証全銘柄の値上がり率1位となっている。

 8月中旬、文部科学省がスーパーコンピューターをしのぐ「量子コンピューター」実用化に向けて10年間に300億円を投資する方針と伝えられ、関連銘柄とされて3日連続ストップ高となり急伸した銘柄。21日は、富士通<6702>(東1)の富士通研究所が20日付で、「量子コンピューティングを中核とする革新的コンピューティング技術の研究開発の強化のために、新たな研究拠点をトロントに設立」と発表したことが材料視されて再び連想買いが集中したようだ。

 相場は8月中旬の急伸に続く2段上げに入る可能性を強めてきたようで、経験則的に「N字」型の上げをイメージして注目する様子がある。この場合、一段目と同じクラスの上げ相場になるとすれば2300円前後まで上値が見込め、倍返し高に発展すると2900円前後まで上値が見込めるようだ。(HC)

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