【株式市場】日銀会合の結果も判明し後場は一服感が漂うが日経平均など3日続けて2年ぶりの高値

株式

◆日経平均の終値は2万347円48銭(37円02銭高)、TOPIXは1668.74ポイント(0.82ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億7391万株

チャート11 21日後場の東京株式市場は、正午頃から日銀の金融政策決定会合の結果が「現状維持」などと伝えられ、想定内の結果との見方があり、前場上げた大手銀行株や証券株などがやや値を消してスタート。基準地価の発表を受けて含み益が向上とされた三菱地所<8802>(東1)などの大手不動産株も前場の高値を抜けずに売買交錯。日経平均も前引けの169円42銭高(2万479円88銭)から次第にダレ模様の展開になった。それでもTOPIXなどと一緒に3日続けて2015年以来の高値を更新した。東証東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高いが、2部指数は安い。

 後場は、米FOMC(連邦公開市場委員会)に続いてBOJ(日銀)の金融政策会合も通過したため、このところの主力株主導高は一服するとの見方があり、材料株イメージの強い新日本理化<4406>(東1)が一段高。DNAチップ研究所<2397>(東2)は遺伝子関連検査の薬事承認に向けて第二種医療機器製造販売業許可を東京都より取得と発表し、14時頃から急伸しストップ高。

 東証1部の出来高概算は19億7391万株(前引けは9億5866万株)、売買代金は2兆8207億円(同1兆3387億円)。1部上場2028銘柄のうち、値上がり銘柄数は945(同1200)銘柄、値下がり銘柄数は974(同686)銘柄。

 また、東証33業種別指数は119業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、不動産、海運、銀行、輸送用機器、パルプ・紙、建設、陸運、石油・石炭、保険、などだった。(HC)

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