アイモバイルは自社株買いやスマホ動画広告での提携など好感され値上がり率1位

株式市場 銘柄

■スマートフォン特化の動画アドネットワーク「maio」にAR(拡張現実)技術

 アイモバイル<6535>(東マ)は22日、出直りを強めて1118円(52円高)まで上げ、10時30分を過ぎては4%高で東証マザーズ銘柄の値上がり率1位に躍進した。21日の夕方に自己株式の取得(自社株買い)を発表し、20日にはスマートフォン上の動画広告ネットワーク「maio(マイオ)」事業での提携を発表したことなどが好感されている。

 20日付で、スマートフォンに特化した動画アドネットワーク「maio」事業で、株式会社トークるん(東京都新宿区)のAR(拡張現実)技術を使用した動画再生システム「スマート動画」と独占提携を開始したと発表。これにより、「maio」に出稿している広告主は、ユーザーが「スマート動画」<リンク>で雑誌やムックのARコンテンツを読み込んだ際にプレロール型の動画広告を配信することが可能になったとした。

 「スマート動画」は、動画再生に特化した無料のAR(拡張現実)アプリケーションで、出版社が雑誌やムックなどに無料ARシステムを搭載することで、雑誌やムックにARコンテンツが生成される。各出版社にスマート動画利用の販促活動を行って行く方針で、既に、ヤングチャンピオン(秋田書店)、GOLFコミック(秋田書店)、MOTOツーリング(内外出版社)など、大手出版社が参画しているという。

 また、自己株式の取得(自社株買い)は、取得上限株数が15万株(保有自己株式を除く発行済み株式総数の0.71%)、上限金額は2億円、取得期間は2017年10月2日から動12月30日まで。単純計算では、1株1333円で買いつけることになる。(HC)

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