国際石油開発帝石が戻り高値を更新、NY原油の5ヵ月ぶり高値など好感

株式市場 銘柄

■戻り売り厚い様子だが信用売り残多く予想外の展開の余地も

 国際石油開発帝石<1605>(東1)は26日、再び上値を追って始まり、取引開始後に22%高の1210.0円(34.5円高)まで上げて戻り高値を更新し、2017年1月以来の1200円台に進んだ。NY原油市況が強く、米国25日には指標銘柄のWTI原油・先物11月物が1バレル52ドルに乗り、17年4月以来、約5ヵ月ぶりの高値水準に達したことなどが材料視されている。

 昨年来の高値は1306.0円(16年12月)。テクニカル的には当面、この水準に迫ると戻り売りが出て上値が重くなるとの見方がある。その一方では、信用売り残が高水準で買い残の2倍に達していることなどを挙げ、このまま上値を追えば売り建てている投資を買い戻す目的の買い注文が増え、予想外の展開になる可能性を内包するとの見方もある。(HC)

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