古河電池が再び高値、英家電大手のダイソンも電気自動車と伝わり期待再燃

株式市場 銘柄

■EV時代に向けた物色テーマ株の代表格とされ繰り返し人気化する傾向

 古河電池<6937>(東1)は27日、再び上値を追い、10時を過ぎては7%高の1240円(86円高)前後で推移し、2014年以来の高値に進んだ。EV(電気自動車)時代に向けた物色テーマ株の代表格と位置づけられ、27日早朝の「日経速報ニュース」が「英ダイソン、電気自動車に参入へ、20年までに独自開発」と伝えたことなどを受け、再び期待が再燃したとの見方が出ている。

 報道によると、「英家電大手のダイソンは26日、2020年までに電気自動車(EV)市場に参入すると表明した。主力のコードレス掃除機などで培った蓄電池やモーターの技術を生かし、すべて独自での開発をめざす」「初代モデルの2020年までの投入を目標に、開発チームの増強を急ぐ」という。

 業績は拡大傾向が続く見込みで、株価水準はPER15~16倍になり、主なバッテリー銘柄の中で割高感はないといえる。テクニカル的な見方では1500円どころを目指す可能性があるとの予想も出ている。(HC)

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