ソラストは通所介護事業などのベストケアを子会社化

■事業拡大が事業所数と地域展開の両面で大きく進展

 医療事務・介護・保育関連サービスを展開するソラスト<6197>(東1)は27日取引終了後、通所介護事業等のベストケア(愛媛県松山市)の株式を取得し、10月31日付けで子会社化すると発表した。

 ソラストは、経営ビジョンで2021年3月期までに売上高1000億円、営業利益70億円、営業利益率7%の達成を掲げている。このビジョン達成の牽引役として、2017年3月期に125億円であった介護事業の売上高を早期に300億円以上とするため、スピード感を持った事業の拡大を図っており、その手法として積極的にM&Aを実施している。取得価格は、対象会社普通株式、アドバイザリー費用など含め概算額で32億95百万円。

 一方、ベストケアは、愛媛県、関東圏、関西圏等において通所介護(デイサービス)を中心に35の事業所で介護サービス事業を運営しており、16年9月期の売上高は28億66百万円、愛媛県内でトップクラスのシェアを誇る事業者である。また、理学療法士や作業療法士をはじめとする専門職種による機能訓練を強みとしている。

 今回の株式取得により、ソラストグループの事業拡大が事業所数と地域展開の両面で大きく進展する。

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