第一工業製薬が今世紀の高値に迫る、第2四半期の業績見通し増額を好感

株式市場 銘柄

■連結営業利益は従来予想を50%引き上げる

 第一工業製薬<4461>(東1)は29日、大きく出直って10時30分過ぎに7%高の718円(45円高)まで上げ、9月13日につけた2000年に入ってからの高値727円に迫っている。28日の取引終了後、第2四半期の業績見通し(2017年4~9月累計・連結)を全体に大幅増額修整し、好感買いが集まった。

 『ウレタン材料』の土木用薬剤、『機能材料』の難燃剤などが好調に推移し、高付加価値品の売上高が好調に推移したことなどにより、営業利益は従来予想を50%引き上げて21.0億円の見込み(前年同期比では29.9%の増加)とし、純利益は12.0億円の見込み(同25.9%の増加)とした。

 2018年3月期・通期の見通しは変更せず、営業利益は40.0億円(前期比1.4%増)、純利益は25.0億円(同0.4%増)、予想1株利益は49円33銭。今回の第2四半期の見通し増額を受け、通期見通しについても注目度が強まっている。(HC)

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