パイプドHDの第2四半期は、主力の情報資産プラットフォーム事業が堅調で増収増益

■売上高は当初予想を下回ったものの、利益は上回る

 ネットを活用した情報資産管理サービスを展開するパイプドHD<3919>(東1)の第2四半期は、主力の情報資産プラットフォーム事業が堅調であったことから増収増益となった。

 今期18年2月期第2四半期連結業績は、売上高25億17百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益4億33百万円(同6.2%増)、経常利益4億31百万円(同4.0%増)、純利益2億92百万円(同56.4%増)であった。
 最終利益が大幅増益となった要因の一つは、前期にあったセキュリティ事故対応費用などの特別損失29百万円が今期は消えた影響。

 当初予想の第2四半期連結業績は、売上高25億50百万円、営業利益4億10百万円、経常利益4億05百万円、純利益2億20百万円であったので、売上高は当初予想を下回ったものの、利益は上回ったといえる。

 採用に関しては、新卒21名と中途採用17名の合計38名の採用を行うなど積極的な人材投資を継続している。

 通期業績予想に対する第2四半期の進捗率は、売上高47.49%(前年同期48.9%)、営業利益51.24%(同48.28%)、経常利益51.62%(同48.08%)、純利益62.13%(同46.04%)となっている。

 株価は9月19日に1292円まで上伸して7月の年初来高値1300円に接近したが、その後は1200円台前半でもみ合っている。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。衆院解散・総選挙関連のテーマ性も注目点であり、上値を試す展開が期待される。

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