日産自動車は「再検査」が嫌われて5%安で始まるが持ち直して売買交錯

日産自動車 7201

■超高速取引に向く銘柄のため売り注文が数分程度で消化された可能性も

 日産自動車<7201>(東1)は2日、5%安の1054.5円(60.0円安)で始まり、2017年4月以来の安値水準になった。9月29日、21車種約6万台の引渡しを一時停止し、再検査を行うと発表。関連報道では、認定を受けていない社員も検査に携わっていたとされ、敬遠ムードで始まった。

 ただ、9時15分にかけては4%安の1073.5円(41.0円安)前後へと持ち直している。同社株の売買キザミは「0.5円」で、超高速取引を行う投資家からの売買ニーズが高く、こうしたケースでは売り注文が一気に集中する反面、売買がこなれるのも早いという。このまま持ち直すようなら、再検査を嫌った売り注文は取引開始後の数分程度で消化されてしまった可能性があるようだ。(HC)

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