住石ホールディングスが急伸、豪炭鉱からの配当が予想の4倍近くになり業績上ぶれ観測

株式市場 銘柄

■「通期3億円での予想に対し、11億円強で確定した」と発表

 住石ホールディングス<1514>(東1)は2日、飛び出すように急伸して始まり、取引開始後に15%高の131円(17円高)まで上げて東証1部の値上がり率2位に躍進した。2015年7月以来の130円台に進んだ。9月29日付で、豪州の出資先炭鉱から配当金を受領と発表。「通期3億円での予想に対し、11億円強で確定した」ため、業績予想の上ぶれ観測が広がっている。

 発表によると、連結子会社・住石マテリアルズ株式会社が保有する豪州の炭鉱会社(ワンボ炭鉱)から1280万豪ドル(邦貨換算11.28億円)を9月29日付で受領した。業績予想については現在集計中とした。同社が開示している今期・2018年3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比31.5%増の165億円、経常利益は同97.1%増の10.0億円、純利益は同2.9倍の9.5億円(第1四半期決算を発表した7月28日現在)。11億円はかなり大きなインパクトになると予想されている(HC)

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