三栄建築設計の“まちなみ共生型分譲住宅「表情を愉しむ」”がグッドデザイン賞を受賞

■木造住宅用接合金物「2L型TCW-33」も同賞を受賞

 メルディアグループの三栄建築設計<3228>(東1)は、同社が開発・販売した、4棟から成る“まちなみ共生型分譲住宅「表情を愉しむ」”(神奈川県横浜市)が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2017年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

 受賞した分譲住宅「表情を愉しむ」”は、4棟それぞれの外観のフォルム・間取りなどに変化をもたせ、飽きを感じさせない工夫をしつつ、同一のナチュラルな色・素材の外壁を使用し一体感を持たせた。これにより、歴史ある住宅街にも溶け込み、調和しながらも新しさと活気を呼び込む街並みを創造した。

 また、同分譲住宅では、閑静な住宅地に広がる緩やかな傾斜がある敷地形状と広い間口の立地条件を活かし、植栽で流れるような動線を確保することで、自然の中に建つ静かな別荘へと続くアプローチを表現。フレームをゲートに見立て、斜めに配置することで、パブリックとプライベートの境界をやわらかくつなぎ、空間の広がりをもたせ、周辺地域の公園のような雰囲気をかもし出す外構計画を行った点などが高い評価を得たとしている。

【外観写真】ナチュラルな色・素材で纏め、公園のような雰囲気を出している
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 併せて、株式会社タツミ(新潟県見附市)と共同で開発した木造住宅用接合金物「2L型TCW-33」も木造住宅用金物として「グッドデザイン賞」を受賞した。

 同社では、戸建て木造住宅の地震や台風等による振動へのさらなる耐久アップ、経年劣化・木痩せになどによって起こるゆがみの防止というだけではなく、現場の施工者の作業簡素化・工程削減も実現するため、接合部分の金物をタツミと共同で木造住宅用接合金物「2L型」を開発し、これが受賞に繋がった。

木造住宅用接合金物「2L型」の画像
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