日本軽金属ホールディングスが神戸鋼の不祥事など材料に高値を更新

株式市場 銘柄

■PER低めで「漁夫の利」を連想する動き

 日本軽金属ホールディングス<5703>(東1)は10日、もみ合いを抜け出して始まり、取引開始後に5%高の353円(17円高)まで上げて2012年のホールディングス移行以来の高値に進んだ。神戸製鋼所<5406>(東1)がアルミ製品の強度などのデータを不正表示していた問題を受けて「漁夫の利」を連想する動きが出ている。

 業績が堅調で、株価水準はPER11倍台。ここ1ヵ月ほど高値圏でもみ合い、なかなか上へ抜け出せない印象があったが、今朝の上げによって「もみ合い放れ」となり、値動きの面でも妙味が出てきたとの見方が出ている。神戸鋼は売り気配で始まった。(HC)

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