ハイアス&カンパニーは「東証1部への要件充足」など好感されて上場来の高値

株式市場 銘柄

■PER高いが2ケタ増益続く見込みのため割り切って一段高に賭ける様子が

 ハイアス&カンパニー<6192>(東マ)は12日の後場、13時にかけて23%高の1410円(260円高)前後で推移し、前場から急伸したまま2016年4月に上場して以来の高値を更新している。高性能デザイナーズ住宅「R+house」の販売や住宅不動産を中軸とする事業者向け・消費者向けコンサルティングなどを展開し、11日の取引終了後に立会外分売を発表。「市場第一部への市場変更における形式要件の充足を図る」などとしたため、1部昇格を展望する買いが強まっている。

 9月14日に第1四半期決算(2017年5~7月、連結)を発表し、売上高は前年同期比28%増加、営業・経常・純利益とも前年同期比で黒字に転換した。4月通期の連結業績見通しは、売上高が前期比25.5%増の49.84億円、純利益が同19.0%増の2.2億円、1株利益は29円58銭。株価はPER40倍台になるため割高感は強いが、上場来の高値を更新する相場のため売り圧迫感がないこと、業績の伸びが大きいこと、東証1部への昇格期待が出てきたこと、などから、割り切って一段高を見込む投資家が少なくないようだ。(HC)

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