【銘柄フラッシュ】豊和工業など急伸しヤマダコーポレーションは日産自の無資格検査問題が思惑視されて高値に接近
- 2017/10/12 17:23
- 株式投資ニュース
12日は、東証1部の値上がり率1位が豊和工業<6203>(東1)となり、投信運用会社ブラックロック・ジャパンの大量保有にともなう思惑や北朝鮮情勢に対するリスクヘッジ銘柄としての注目が再燃とされてストップ高の25.7%高。
東証1部の値上がり率2位はコシダカホールディングス<2157>(東1)となり、11日の夕方に発表した8月決算や今期の2ケタ増益見通しが好感されて19.0%高。
3位はシステムリサーチ<3771>(東1)となり、「AI(人工知能)エントリーパック」の販売代理店にソフトバンクグループ<9984>(東1)のソフトバンクが就くとの発表が好感されて一時ストップ高の23.6%高まで上げ、大引けも13.0%高。
サイバーステップ<3810>(東2)は10月1日付で東証マザーズから東証2部に移籍(市場変更)し、それまではマザーズ指数先物に振り回されるリスクがあったが、東証2部指数には現段階で先物が設定されていないことなどが見直されて18.9%高。三光合成<7888>(東2)は第1四半期決算が好感されて13.6%高。ヤマダコーポレーション<6392>(東2)は自動車整備機器が好調なところに日産自動車<7201>(東1)の無資格者検査問題が発生したため期待が強まったとの見方があり3.7%高だが高値に接近。
SHIFT<3697>(東マ)は11日発表の8月決算は減益だったが今期の見通しを大幅増益としたためストップ高の24.2%高。ハイアス&カンパニー<6192>(東マ)は「東証1部への要件充足」に向けた株式分売などが好感されて17.2%高となり上場来の高値。ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東マ)は第2四半期の業績見通しの増額(黒字転換)が好感されてストップ高の18.3%高。
ヤマト・インダストリー<7886>(JQS)は物流倉庫用の手押し台車、運搬台車、平台車、ドーリー台車などの需要が人手不足を受けて増勢とされ大幅続伸し26.6%高。アクモス<6888>(JQS)は連結純利益などが連続最高を更新する見込みで9月締めの第1四半期決算に期待再燃とされて19.3%高となった。(HC)