ロゼッタがストップ高!最新翻訳機の翻訳精度が従来の60~80%に対し95%に

株式市場 銘柄

■2025年の到達目標を達成し「一気に全力疾走すべく先行投資を大幅増額」

 自動翻訳システムなどのロゼッタ<6182>(東1)は19日、買い気配のままストップ高の1599円(300円高)に達し、10時現在、まだ売買が成立していない。18日付で、開発中の最新翻訳機モデルの翻訳精度が従来の60~80%程度に対して95%に到達し、本年11月にリリースする新製品に反映するとともに、経営上の最優先テーマとしてフォーカスし今期の方針を大きく転換すると発表。注目集中となっている。

 発表によると、機械翻訳『T-4OO(ver.1)』の翻訳精度は60~80%程度だが、開発中の最新翻訳機モデルにおいて数種類の分野(医学、化学分野等)の英日翻訳で精度95%に到達した。精度95%とは、弊社が上場時に「ほぼ人間に匹敵する」精度として2025年までの到達目標として設定していた水準になり、「プロの専門翻訳者以下、非専門翻訳者以上」として認識している、という。

 「一気に全力疾走するべきという判断の元、開発先行投資の大幅増額を行う」として、今期・2018年2月期の業績見通しを赤字に修正したが、株価はストップ高という受け止め方になった。 

 精度95%の翻訳例として、「5歳の時から繰り返し膵炎の発作を起こし、膵臓空腸造瘻を受けた」との英文を従来機種が訳すと。「彼は5歳以降の膵炎の反復攻撃を受けており膵空腸吻合を受けた」になるが、新機種モデルでは「5歳以降、膵炎発作を繰り返し、膵管空腸吻合術を施行した」になるという。(HC)

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