【株式市場】中国GDP受け後場は一進一退だが日経平均は史上2番目に長い13日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万1448円52銭(85円47銭高)、TOPIXは1730.04ポイント(5.40ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億2038万株

チャート1 19日後場の東京株式市場は、午前中に中国の第3四半期GDPが発表になり、中国株や香港株が下げたため様子見気分が出たとの見方があり、前引けの140円80銭高(2万1503円85銭)を抜けず、70円高(2万1430円)前後で一進一退を続けた。大引けも85円高となり13日続伸。1996年以来の高値を連日更新した。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高いが、東証2部指数は小反落。

 日経平均の13日続伸は、1988年2月の13連騰に並び、1949年の東証再開後の連騰記録2位。1位は14連騰(1960年12月21日から61年1月11日)。

 後場は、神戸製鋼所<5406>(東1)が反発に転じて出直りを試す動きとなり、ロイター通信や時事通信が同社のアルミ製品についてトヨタ自動車<7203>(東1)ホンダ<7267>(東1)マツダ<7261>(東1)では社内の安全基準を満たしていることを確認したと伝えたため買い戻しが入った様子。ロゼッタ<6182>(東マ)は開発中の最新翻訳機の翻訳精度が従来の60~80%程度に対して95%に到達したことなどの発表が好感されてストップ高。カーメイト<7297>(JQS)は高速道路などでの「あおり運転」による重大事故を受けて360度カメラ付ドライブレコーダーなどが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は15億2038万株(前引けは6億9455万株)、売買代金は2町4106億円(同1兆949億円)。1部上場2031銘柄のうち、値上がり銘柄数は813(同1051)銘柄、値下がり銘柄数は1096(同839)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、保険、非鉄金属、金属製品、その他製品、電気機器、医薬品、不動産、ゴム製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る