キッコーマンが年初来の高値、自社株買いと100周年の記念配当など好感

キッコーマン

■記念配は9月末の株主向けだが業績好調なため一部を普通配に切り替えて継続する期待も

 キッコーマン<2801>(東1)は23日、取引開始後に3835円(125円高)まで上げて年初来の高値を更新した。20日の取引終了後、創立100周年の記念配当5円と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、好感買いが集まっている。

 100周年の記念配当は2017年9月末現在の株主が対象のため、これから投資しても確保できないが、業績が好調な銘柄の場合、記念配当の一部を普通配当に切り替えて継続する例があるため期待する様子がある。また、自社株買いは、取得上限株数が発行済み株式総数(自社株を除く)の0.93%にあたる180万株、上限金額は50億円、期間は2017年11月6日から18年1月31日まで。

 株価は15年8月に4400円の上場来高値をつけ、大きく眺めると、その後も高値圏で底堅く推移している。12年に動意を強めて以来、3年上げて3年休む展開になっており、そろそろ休養明けとの見方もある(HC)

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