鳥羽洋行がストップ高、業績予想を大幅増額し最高益更新の見込みに

株式市場 銘柄

■3月通期の純利益は従来予想を29%増額して11億円の見込みに

 産業機器商社の鳥羽洋行<7472>(JQS)は24日、買い気配のままストップ高の2998円(500円高)に達し、10時現在まだ売買が成立していない。23日の取引終了後、今期・2017年3月期の連結業績見通しを全体に大幅増額修正して発表。3月通期の営業利益の見通しは従来予想を44%増額したことなどが好感されている。

 発表によると、国内では、主として前期後半から設備投資需要が増加している半導体製造装置等に関連する得意先向けの販売が増加していること、および中国子会社における販売増加等が寄与した。3月通期の純利益は従来予想を29%増額して11.0億円の見込み(前期比では43.8%の増加)とし、過去最高だった16年3月期の8.95億円を更新することになった。予想1株利益は255円08銭。

 株価は2006年に上場来の高値3110円があり、24日はこの高値に次ぐ水準まで急伸している。最高益を更新する見込みになったため、株価も最高値に進んで不自然ではないことになる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る