【注目銘柄】ケーヨーは日柄調整完了して上値試す、18年2月期大幅営業増益予想で再増額の可能性

注目銘柄

 ケーヨー<8168>(東1)に注目したい。関東を地盤とするホームセンター大手である。18年2月期は営業利益を増額修正して大幅増益予想としている。さらに再増額の可能性が高いだろう。株価は7月高値後の日柄調整が完了し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期大幅営業増益予想、さらに再増額の可能性

 18年2月期の非連結業績予想は9月29日に売上高を減額、営業利益を増額修正した。売上高は17年2月期比6.7%減の1370億円、営業利益は38.7%増の18億50百万円、経常利益は22.2%増の27億円、純利益は15.1%増の14億円としている。

 第2四半期累計(3~8月)非連結業績は売上高が前年同期比8.0%減の716億97百万円、営業利益が41.9%増の15億26百万円、経常利益が23.8%増の19億29百万円、純利益が33.3%増の11億69百万円だった。

 不採算店閉店の影響などで減収だったが、粗利益を重視した既存店対策や経費の効率化などで収益が大幅改善した。また資本業務提携したDCMホールディングスとの9月以降の本格的な商品統合に向けて、6月からDCMブランドの導入をスタートした。店舗展開は4月に伊賀上野店、5月に東村山店、7月に伊東川奈店を閉店し、期末店舗数は180店舗となった。

 修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.3%、営業利益が82.5%、経常利益が71.4%、純利益が83.5%と高水準である。DCMホールディングスとの商品統合や大型店舗の改装に伴う費用が発生するが、通期利益予想は再増額の可能性が高いだろう。

■株価は日柄調整完了して上値試す

 株価は750円~800円近辺でモミ合う形だが煮詰まり感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。07年来となる7月高値(7月4日850円)後の日柄調整が完了し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る