東邦亜鉛が12%高、業績見通しの増額など好感され割安感も強まる

株式市場 銘柄

■金属相場が想定を上回り在庫評価益の計上なども寄与

 東邦亜鉛<5707>(東1)は25日、急伸して始まり、取引開始後に12%高の5830円(620円高)まで上げて薬7ヵ月ぶりに5800円台を回復した。24日の取引終了後、業績見通しの増額修正を発表。今期・2018年3月期の連結営業利益の見通しは従来予想を41%増額して105億円の見込みとしたことなどが好感されている。

 発表によると、亜鉛・鉛の金属相場が想定を上回って推移していること、販売の増加、精錬事業での在庫評価益の計上、などが要因。3月通期の純利益の見通しは同じく58%増額して90億円の見込みとした。増額後の予想1株利益は662円78銭。

 株価は17年2月に年初来の高値6450円があり、増額後の予想1株利益に基づくと、この高値はPER9.7倍。PER10倍以下になるため割安感が強まっている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る