25日上場のテンポイノベーションは買い気配のまま公開価格の50%高(10時40分現在)

株式市場 IPO 鐘

■不動産業だが店舗物件に絞りプロフェッショナル化を図りながら拡大

 25日、新規上場となったテンポイノベーション<3484>(東マ・売買単位100株)は、住宅や事務所などの不動産物件は一切扱わず、店舗物件の賃貸のみに絞り込むことでプロフェッショナル化を図りながら拡大してきた企業。配当も実施しており、今期・2018年3月期の予想配当は24円60銭。大株主はクロップス<9428>(東1)

 公開価格は3100円。朝から買い先行のまま買い気配を続け、10時40分現在は公開価格を50%上回る4650円の買い気配となっている。まだ初値はついていない。

 会社発表の今期・2018年3月期の業績見通し(個別)は、売上高が前期比23.0%増の66億2600万円、営業利益は同35.6%増の4億2200万円、純利益は同31.6%増の2億6300万円、1株利益は130円11銭。

 公開価格はPER23.8倍になり、比較対象銘柄としては、貸会議室などのティーケーピー(3479)のPER35倍前後、飲食店向け店舗関連サービスなどのG-FACTORY(3474)のPER21倍前後などが挙げられている。(HC)

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