JFEホールディングスが昨年来の高値、大型受注や鋼材値上がり注目される
- 2017/10/25 13:22
- 株式投資ニュース
■JFEエンジニアリングの欧州子会社がリトアニアでプラント受注
鉄鋼大手のJFEホールディングス<5411>(東1)は25日の後場一段と強含み、13時過ぎに2457.5円(67.0円高)まで上げて2015年7月以来の高値に進んだ。会社発表の手がかり材料としては、ホールディングス傘下のJFEエンジニアリングが25日付で「リトアニア国カウナス市で同国最大の廃棄物発電プラントを受注」と発表したことがあり、このところ鉄鋼株が景気敏感株人気に乗って強いため相乗効果になった。
また、25日は、「鋼材、値上がり(中略)東京都心の再開発本格化」(日本経済新聞10月25日付朝刊)と伝えられたことも材料視された。「製鉄各社の値上げが徐々に浸透し」「厚鋼板(厚板)は指標となる12ミリ厚(東京地区)が(中略)約8年半ぶりの高値圏で年初からの上昇率は27%に達する」という。第2四半期決算の発表は、直近3回は10月28、29日に実施している。(HC)