ヨコレイ:台湾物流関係者来訪、夢洲物流センター(大阪)見学

■冷凍設備の構造・特徴、メンテナンスなど、安全対策への取り組みに質問集中

 10月17日、台湾から「日本物流考察団」として総勢40名が、ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)の物流施設の一つである大阪・夢洲物流センター(大阪市此花区)を訪れ、施設見学会および同社関係者との意見交換会を行った。

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 「日本物流考察団」は、台湾の物流関係者が自国の物流の研究・発展のために、日本の物流施設の見学会などを主催しており、今年で21回目の開催となる。
 今回は環境に配慮した自然冷媒の導入や、食の安全・安心に対するセーフガードなど最先端の取り組み実態をテーマとした見学会であり、夢洲物流センターが選ばれた。

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 施設見学会の後に行われた意見交換会では、使節団の設備・技術に対する関心は非常に高く、1時間以上に亘って活発な質疑応答が行われ、特に、冷凍設備の構造や特徴、メンテナンス方法、安全対策への取り組みなどに質問が集中した模様だ。

■施設の特徴:省エネ型ノンフロン冷凍装置など環境配慮の物流センター~屋上に太陽光発電システム(規模630kW)を設置

【夢洲物流センター】

 夢洲物流センターは2014年、関西イノベーション総合特区に指定されている大阪市此花区に竣工した、民間事業者第1号進出の設備である。
 施設の特徴は、自然冷媒であるアンモニア/CO2を利用した産業用省エネ型ノンフロン冷凍装置「NewTon」のほか、冷却時の廃熱を利用するハイブリッドデシカント陽圧式低温プラットホームなど、環境に配慮した最先端の技術を駆使した物流センターである。
 さらに、施設屋上には業界最大規模となる発電能力630kWの太陽光発電システムを設置し、売電、自社利用の他、BCP対策として一定量の蓄電も実施している。

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