川崎近海汽船が後場急伸、第2四半期好調で通期の業績予想を大幅増額

株式市場 銘柄

■内航部門の荷動きが堅調で燃料単価下落による運航費用の減少も寄与

 川崎近海汽船<9179>(東2)は31日の後場、急伸し、前引けの3430円(30円高)から一気に3570円(170円高)まで上げて出来高も急増した。正午前に発表した第2四半期決算(2017年4~9月累計、連結)が従来予想を営業利益で63%上回るなど、大幅な増益となり、3月通期の見通しを増額修正し、注目が再燃した。

 第2四半期までの累計期間は、内航部門の主要航路において荷動きが堅調に推移したことに加え、燃料単価の下落にともなう運航費用の減少などが寄与した。

 3月通期の連結業績見通しは、営業利益を従来予想比33%増額して22億円の見込み(前期比では55.7%の増加)とし、経常利益は同じく38%増額して22億円の見込み(同62.4%の増加)とした。純利益については、定期用船契約の期限前解約に伴う特別損失により増額せず、従来予想を据え置き10億円の見込み(同68.7%の増加)とした。増額後の予想1株利益は340円62銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る