神鋼商事は後場急伸、第2四半期の営業利益94%増加などを好感

株式市場 銘柄

■神戸製鋼の不適合製品の売上高に占める割合は上期0.3%

 神鋼商事<8075>(東1)は31日の後場、急伸し、前引けの3110円(5円高)から一気に10%高の3315円(210円高)まで上げた。出来高も急増。13時に第2四半期決算(2017年4~9月累計、連結)を発表し、売上高が前年同期比28.9%の増加(4616.3億円)となり、営業利益は同じく94.2%の増加(36.3億円)となるなど、大幅な増収増益となった。

 第2四半期累計期間は、海外ではメキシコや韓国での事業拡大が順調だったほか、国内では鋼板製品の切断加工・卸売会社のグループ化を含めて販売大勢の強化が奏功した。

 神戸製鋼所<5406>(東1)が17年10月26日までに公表した不適合製品の影響については、10月31日時点までの社内調査においては、当社販売の当第2四半期(累計)連結売上高に占める割合は約0.3%だった。 

 3月通期の見通しは据え置き、売上高は前期比10.5%の増加(8500億円)、営業利益は同じく10.0%の増加(53億円)、純利益は同24.6%の増加(37億円)とした。(HC)

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