【銘柄フラッシュ】タダノが21%高となりUMNファーマは資本提携が好感されてストップ高

株式市場 銘柄

 31日は、東証1部の値上がり率1位が郵船ロジスティクス<9370>(東1)となり、正午に日本郵船<9101>(東1)が郵船ロジスティクスの株式にTOB(公開買い付け)を発表したため、後場は気配値のままストップ高の29.5%高に張り付き、大引けで比例配分商いとなった。

 2位はタダノ<6395>(東1)の20.5%高となり、第2四半期の連結決算が各利益とも従来予想を2割から3割上回ったことなどが好感されて急伸。

 3位は愛三工業<7283>(東1)の15.2%高となり、30日の四半期決算発表で通期の見通しを増額し急伸。

 新規上場となったCasa(カーサ)<7196>(東2・売買単位100株)は9時6分に公開価格を3%上回る2331円で初値がつき、高値は直後の2345円。後場は売買交錯となり、大引けは引けは2268円となった。

 セメダイン<4999>(東2)は引き続き週末28日のテレビ番組「ズームイン!!サタデー」(日本テレビ系)で導電性接着剤が紹介されたと伝えられ、2日続けてストップ高の17.1%高。日本パワーファスニング<5950>(東2)はEV(電気自動車)時代の本格化に向けて需要増加の期待などが言われて出直りを強めて16.3%高。三社電機製作所<6882>(東2)は引き続き業績見通しの増額が好感されたほかEV用電池製造の表面処理装置が材料視されて13.1%高と大幅続伸。

 UMNファーマ<4585>(東マ)塩野義製薬<4507>(東1)との資本業務提携が好感されてストップ高の26.9%高。シャノン<3976>(東マ)はマーケティングオートメーションの機能拡充などが言われて8.7%高となり3日続伸。

 テックファームホールディングス<3625>(JQS)は引き続き遠隔診療サービスでのNTTドコモ<9437>(東1)との共同展開が期待されてストップ高の22.7%高。セフテック<7464>(JQS)は第2四半期決算の大幅増益などが好感されてストップ高の17.5%高。プラマテルズ<2714>(JQS)は第2四半期の大幅増益が再評価されて5.2%高と急反発し高値を更新した。(HC)

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