クレスコの第2四半期は、営業、開発体制の強化、品質管理の徹底等を継続実施し、当初計画を上回る増収増益で着地

■コア技術に先端技術を加えた幅広い領域での研究開発を実施し、優位性を発揮

 クレスコ<4674>(東1)の第2四半期は、営業、開発体制の強化、品質管理の徹底等を継続実施し、当初計画を上回る増収増益で着地した。

 第2四半期のトピックスとしては、IBM Watsonで画像認識するチャットボットサービス「Minervae ViBOT」の販売開始、子会社「アイオス」の「アプリケーションズ」子会社化、上海の海外子会社の清算完了等がある。

 同社が属する情報サービス産業界は、企業の競争力と成長力を強化するための「第4次産業革命」「働き方改革」「労働不足」に対する取組が、ソフトウェア開発、システム開発の更なる需要を喚起すること等から追い風といえる。

 そのような状況の中で、同社は、コア技術(アプリケーション開発技術、ITインフラ構築技術、組込み技術)に先端技術(AI、ロボテックス、IoT等)を加えた幅広い領域での研究開発を実施し、開発体制を強化すると共に、品質管理、グループ間連携も出来ていることから、優位性を発揮している。

 そのような取組を継続した結果、第2四半期連結業は、売上高162億53百万円(前年同期比10.3%増)、営業利益14億69百万円(同29.9%増)、経常利益16億87百万円(同31.4%増)、純利益11億57百万円(同33.4%増)と当初計画を上回る増収増益となった。

 第2四半期は当初予想を上回ったものの、第4四半期の業績がまだ不透明ということで、通期連結業績予想は、当初予想を据え置いた。

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